男性不妊の概論

男性の体の仕組み

精子は陰嚢の中の精巣内にある精細管という細い管の中で作られています。
精巣内には、精細管が1000本以上も詰まっており、
その1本1本に精子の元となる細胞が生まれて、
約74日間をかけて細胞分裂し精子を形成します。

 

精子は精巣上体という貯蔵タンクに貯蔵され、
精巣上体を通ることで、妊娠能力や運動性が高まり成熟し、
射精のときは、長い精路を通って尿道の出口から射精されます。
この精路は40センチほどあります。

 

この精子が作られるためには段階の変化が必要です。
精祖細胞→第一精母細胞→第二精母細胞→精子細胞→精子と変化していくのですが、
この過程が正確に行われるためには脳下垂体からのFSHホルモンの分泌が必要です。

 

このFSHがうまく分泌されないと、最悪の場合、無精子症となります。

 

こうして、精子を作る機能や、精子の通り道に問題が生じていると、
男性不妊となってしまうのです。

 

もし精子の問題があっても、普通に射精ができる場合、見た目でわかるものではなく、
痛みなどの自覚症状もないので、自分で気付くことはまずありません。