男性不妊の概論

精路通過障害の原因と治療

精路通過障害とは、精子の輸送経路に問題があって、
射精された精液に精子が混じらない場合をいいます。

 

精巣でつくられた精子は、精巣上体、精管を通って射精されます。
しかしこの通り道が、炎症などにより詰まっていたり、狭くなっていることによって、
閉塞性無精子症や、乏精子症となってしまうのが、精路通過障害です。

 

精巣上体に障害があるもので言えば、精巣上体に炎症があったり、
もしくは先天的に精巣上体の発育不全が疑われます。

 

精管に障害のあるものは、鼡径ヘルニア手術による閉塞やパイプカット、
先天性精管欠損症などがあります。

 

射精管に障害のあるものは、尿道炎や外傷、射精管閉塞症などがあります。

 

原因によって治療法も異なりますが、鼡径ヘルニア手術や、
パイプカット手術後の閉塞性無精子症の場合は、
精管精巣造影検査などで精路の通り具合を調べて、可能であれば精管年をつなぎ合わせたり、
精管と精巣上体管をつなぎ合わせ、精路を再建する手術をおこなう場合もあります。

 

ただし、閉塞からかなりの時間が経過している場合は、精子そのものをつくる機能が
低下しているケースも多いので、せっかく手術をしても精子が増えないこともあります。
ですので、手術は精子がじゅうぶんに生産されていることが確認された場合に限ります。

 

精子がじゅうぶんに生産されていなかったり、
精路再建が困難な場合は、精巣や精巣上体から直接精子を回収し、
体外受精、あるいは顕微授精が行われます。

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