男性不妊治療について

精索静脈瘤手術

精索静脈瘤の手術は、腎静脈から内精索静脈へ静脈血が逆流してきている血管、
つまり精巣静脈を結紮する手術です。

 

精索静脈瘤の程度は、精巣容積の減少、精液所見の悪化と関連があるようです。
一般に精液所見が不良な方や、静脈瘤に伴う症状のある方は手術適応があります。

 

手術により、約60〜70%の方で精液所見の改善がみられ、
約30〜50%の方で、パートナーの妊娠が得られると言われており、
男性不妊症の重要な原因の一つとして考えられています。

 

精索静脈瘤の手術には、おへその横の部分を数センチ切る高位結紮術、
腹腔鏡を使って血管を結紮する腹腔鏡下手術、
鼠径部のところを2センチほど切って、顕微鏡を使用して精巣静脈をより分けて
結紮する低位結紮術があります。

 

従来は全身麻酔、あるいは下半身麻酔による内精索静脈高位結紮術が広く行われて
きましたが、近年、より侵襲の少ない治療法として、顕微鏡下低位結紮術、
経皮的塞栓術、腹腔鏡下手術が開発されてきました。

 

低位結紮術は、局所麻酔でおこなうことができ、また入院することもなく
日帰りでおこなうことができるため、今後は精索静脈瘤手術の主流になりそうです。

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